雪解け

SPECIAL CONTENTS

私のおすすめ!雪解け

左)渡邊 健一

Reméde nikaho(レメデニカホ) オーナーシェフ

右)村上 清香

Reméde nikaho(レメデニカホ) ソムリエ

東北DC特別企画

秋田県潟上市生まれ。日本酒蔵元の一族の中で育つうち、料理やその味わいの奥深さ、楽しさに惹かれ、フランス料理の道へ。東京やフランスにて研鑽を積み、都内レストランでシェフを務めつつ生産者との繋がりを深めていく。2018年4月、同僚だったソムリエ・村上さんとともに『Reméde nikaho』をオープン。

 
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雪解け

 

鳥海山の雪解けが、にかほを豊かに彩る

渡邊さん 雪解けとともに春が来ることを、都会にいた頃は当然だと思っていたんです。何の変哲もない、あたりまえのことだと。でも、こうして鳥海山の麓で、日ごとに変わる風景、風や水の温度、厨房に届く食材に触れて、その有難さに気づかされた。鳥海山の雪解けがあるからこそ春がこんなにも豊かで、そして1年を通してすばらしい食材が育つんだな、と。

──潟上市に生まれ育ち、都内やパリの名店でフランス料理人としての研鑽を積んでいた渡邊さん。全国の生産者たちと交流し、良質な素材と日々向き合ってきた彼をして「この場所、この地の食材に惚れました」と言わしめたのがにかほです。

村上さん 5月から6月にかけて、鳥海山はようやく雪解けの季節を迎えます。ふきのとうにタラの芽、さしぼ(イタドリ)、コゴミにひろっこ(アサツキ)。ご近所さんが、“さっき採って来た”と持ってきてくださることもしばしば。山を下ればその稜線はそのまま海へと繋がり、雪解け水はにかほの3つの港に水揚げされる魚たちを育てます。この辺一帯は夏牡蠣が有名ですが、にかほの夏牡蠣は特に塩味が強く、それに負けないぐらい旨みが濃いですね。

──渡邊さんの言葉を受けて、村上さんが教えてくれました。

村上さん 鳥海山の頂から海までが、まるでなだらかなひと続きの“小さな国”。山の素材にも海の素材にもミネラルの濃さをとても強く感じるので、そのミネラル感や香りを共通項に料理にワインを寄り添わせることが多いですね。

渡邊さん にかほの港に揚がる本マスやメバル、ハタハタなどは、漁師さんに言わせれば“珍しくも何ともない”魚。でも、味わいは抜群。そのおいしさを今までにないスタイルで提案することができたら、その魚に新たな価値が生まれ、漁師さんたちの仕事の価値もさらに上がる。雪解けは、単なる春の風物詩ではなく、地方を活性化させるキーにもなり得るかもしれません。山形県庄内の雪解けの風景は、エリアを同じくする同士、とても親しみがありますね。八幡平のドラゴンアイは、ぜひいちど見てみたいし、八幡平の野菜もとてもおいしいので、そちらにも興味を惹かれます。元滝の伏流水はほんとうにおいしいんですよ。クレソンやワサビ、野ぜり、ミントなど、香り高い野菜がたくさん採れます。

  • ドラゴンアイ

    元滝伏流水

雪解けの風景がまぶたに映る、そんな味わいを。

──雪解けの水が山に沁み、野を潤し、海へと満ちる。春夏秋冬の幸を育て、やがてまた天へと上り、雪となって山へと積もる。

渡邊さん そうした循環の姿、自然の営みを体現するのが食材たちですから、その景色ごと味わいに表現したい。素材そのものをただ味わうよりも鮮やかに、このにかほという土地の風景がまぶたに浮かぶような、そんな料理を作っていきたい。雪解けとともにいつも心機一転、澄んだ気持ちで皆さんに喜んでいただける店づくりを続けていきます。

「雪解け」

八甲田山頂へ登る

八甲田ロープウェー(青森県青森市)

片道約10分で田茂萢岳の山頂公園駅へ。天候に恵まれればロープウェーから眺める八甲田の山並み、青森市街や陸奥湾、津軽半島、下北半島、そして岩木山は絶景のひとこと。春は雪解けと新緑、秋には紅葉と雪景色と、標高差が描き出す四季の移ろいも楽しめる。

info
八甲田ロープウェー株式会社 017-738-0343

桜の次はりんごの花見

りんごの花(青森県弘前市)

日本一のりんごの生産地・弘前は、桜の花が終わる頃、りんごの花が咲き始める。例年5月に弘前市りんご公園では「弘前りんごまつり」も開催。春の陽気の中、残雪の岩木山を背景に白く咲き誇るりんごの花見はいかがでしょうか。

info
弘前市りんご公園 0172-36-7439

雪の壁に触れる

八甲田 雪の回廊(青森県青森市)

八甲田山周辺では、GW過ぎまで高さ10mにもなる雪の回廊が楽しめる。また、山頂へは八甲田ロープウェーも人気。山頂からは、八甲田の山並みに加え、青森市街や陸奥湾、津軽半島、下北半島まで一望できる。

info
八甲田振興協議会事務局 017-734-5153

神秘の龍の眼を見に行こう

八幡平ドラゴンアイと早春の高山植物 雪上トレッキング(岩手県八幡平市)

東北DC特別企画

鏡沼の雪解けにより、“ドラゴンアイ”(龍の眼)が出現することから近年人気が高まっている八幡平。東北DC特別企画として自然ガイドステーションの登山ガイドと巡る雪上トレッキングを実施。雪の残る八幡平山頂の奇跡の大自然を満喫できる。
(※鏡沼の所在は秋田県仙北市)

info
八幡平自然ガイドステーション(八幡平マウンテンホテル) 0195-78-4111

長さ日本一の雪の壁!

八幡平アスピーテライン 桜と雪の回廊
(岩手県八幡平市・秋田県鹿角市)

毎年4月中旬頃に開通する八幡平アスピーテラインには、全長27kmにも及ぶ長さ日本一の雪の回廊が出現。頂上に近づくにつれてその高さを増し、最も高い壁は8mにも及ぶ。山頂にはレストハウスがあり、ゆったりと絶景を堪能できる。

info
八幡平市観光協会 0195-78-3500

ダム湖に出現する新緑の水没林

錦秋湖の水没林(岩手県西和賀町)

錦秋湖では、毎年雪解け水により湖の水位が高くなる新緑の頃に、マングローブのような水没林が出現。JR北上線の車窓からの眺望が特に素晴らしく、またSUPやカヌーで水没林を巡る体験も人気を呼んでいる。

info
西和賀町観光協会 0197-81-1135

鏡のような美しさ

鈴沼(宮城県色麻町)

大滝キャンプ場から徒歩10分ほどの所にある鈴沼は、通称・ルリ沼と呼ばれるほどに美しい沼。船形山のブナの原生林に囲まれ、四季の彩りを鏡のように映しだし、神秘的だ。春から初夏にかけては、雪解け水を湛えた澄んだ水面と新緑が見事な景観を作る。

info
色麻町産業振興課 0229-65-2128

花と水の公園

七ヶ宿ダム自然休養公園(宮城県七ヶ宿町)

28haの広大なダム公園。園内には桜をはじめとした77種7,777本もの樹木が植えられており、自然環境を活かしたダム湖ではボートやヨットなども楽しめる。また貯留した雪解け水が自然に流れる風景は、この時期だけの見どころの一つとなっている。

info
七ヶ宿町役場ふるさと振興課 0224-37-2177

黄色の絨毯

えぼしすいせん祭り(宮城県蔵王町)

みやぎ蔵王えぼしリゾートでは、4月下旬から5月中旬にかけてゲレンデ一面に30種類以上、約50万株のすいせんの花が咲き誇り、見渡す限り黄色と緑一色に。冬季の雪化粧からは想像もつかない、雪解けの時期ならではの景色を楽しもう。

info
えぼしリゾート 0224-34-4001

雪解け時期だけの絶景

ドラゴンアイ×秋扇湖・宝仙湖の水没林
(秋田県仙北市)

まるで龍の眼を思わせる「ドラゴンアイ」は八幡平頂上付近に雪解けの時期だけに出現。また、玉川ダムと鎧畑ダムには、雪解けが進む5月から6月中旬に水没林が現れる。いずれも春に向かう一瞬にだけ出会うことができる神秘の絶景。2つを同時に楽しめるのも、ここ仙北市だけの特別感。

info
仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」 0187-43-2111

美しい白瀑

元滝伏流水(秋田県にかほ市)

東北DC特別企画

鳥海山に染み込んだ雨や雪解け水が、高さ約5m、幅約30mの岩肌一帯から伏流水となって湧き出す。絶え間なく流れ落ちる白瀑と岩肌を染める緑のコケが織り成す風景はフォトスポットとしても大人気。DC特別企画として、6/26〜9/26の土日祝に限り、象潟駅から現地までの直行バスを運行。

info
一般社団法人にかほ市観光協会 0184-43-6608
access
JR象潟駅から車で約15分

雪解け水とミズバショウ

刺巻湿原(秋田県仙北市)

ハシノキ林に囲まれた約3haの湿原には6万株のミズバショウが自生。湿原内には木道が整備され、散策しながら雪解け水の中に咲く花々を見ることができる。ミズバショウが見頃となる4月上旬から5月上旬にかけては毎年「刺巻水ばしょう祭り」が開催される。

info
仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」 0187-43-2111

新緑・水音に心静めて

白川湖の水没林 カヌー・SUP体験(山形県飯豊町)

東北DC特別企画

白川湖では、雪解けで水位が増す春だけの特別な景色「水没林」を楽しめる。水没した柳の木が新芽を吹いた幻想的な風景は、ひと月だけの自然からの贈り物。新緑の水没林の中をカヌーやSUPで巡る体験もお薦め。DC特別企画として、赤湯温泉からの水没林鑑賞送迎ツアーも実施。

info
[カヌー・SUP体験]いいでカヌークラブ 050-5832-7512
[送迎ツアー]一般社団法人やまがたアルカディア観光局 0238-88-1831

変化に富んだ月山の春

月山夏スキー(山形県西川町)

4月にオープンする月山スキー場は、標高1,600mの高地にゲレンデがあり、7月まで滑走可能。雪解け時期にオープンするスキー場は全国でも少なく、ブナの新緑を見ながら天然雪を滑走するのが月山夏スキーの最大の魅力。

info
月山観光開発株式会社 0237-74-2218

雪解けの沢水が集まる美しい池

鶴間池(山形県酒田市)

標高820mに位置する鶴間池は、鳥海山・飛島ジオパークのジオサイトにもなっており、ブナやナラなどの原生林に囲まれ、豊かな自然が広がっている。山開きする6月の最終日曜日からは、ジオガイドと一緒にトレッキングを楽しみながら、残雪の白と新緑が美しい絶景を観に行きたい。

info
鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会 0184-62-9777

田園の夜明けに魅了される

熊野山 夜明けトレック(山形県長井市)

東北DC特別企画

雪が解け、田んぼに水を張った時期限定のDC特別企画。「やまがた百名山」の一つに選定されている「熊野山」。そこから望む、散居集落の夜明けの風景をガイドとともに目指すトレッキングツアー。朝日が水鏡に反射し、散居集落全体が朱に染まる風景は絶景。

info
一般社団法人やまがたアルカディア観光局 0238-88-1831
access
山形鉄道長井駅から車で約15分

空を走る道路

磐梯吾妻スカイライン(福島県福島市)

「日本の道100選」にも選ばれている磐梯吾妻スカイラインは、全長約29kmの山岳観光道路で、まさに“空を走る道路”。つばくろ谷や天狗の庭、湖見(うみみ)峠など見どころも豊富。春には雪の壁を縫って走る「雪の回廊」も楽しめる。

info
福島市観光案内所 024-531-6428

日本を代表する高層湿原

尾瀬の雪解け(福島県檜枝岐村)

尾瀬は日本有数の高層湿原で、標高は尾瀬ヶ原で1,400m、尾瀬沼で1,660m。このため例年5月中旬頃から雪解けが始まり、ミズバショウなどの高山植物たちが順次目を楽しませてくれる。山小屋に泊まり、夕暮れと朝の凛とした自然を満喫するのもお薦め。

info
尾瀬檜枝岐温泉観光協会 0241-75-2432

雪渓と花畑

飯豊山の雪渓(福島県喜多方市)

福島、山形、新潟三県にまたがる飯豊連峰。その主峰・飯豊山には、夏でも残雪が広がり、雪解けの中から多くの高山植物が咲き競う。切合小屋から草履塚間と山頂から御西小屋までの道には雪渓が現れ、花畑も特に美しい。十分な装備と時間を準備して、一泊二日で臨みたい。

info
喜多方市山都総合支所産業建設課 0241-38-3831

※掲載されている情報は2021年6月現在の情報です。ご利用の際は、予めお問い合わせ先にご確認下さい。

※写真・イラストはすべてイメージです。実際と異なる場合がございます。

※多くの観光施設やイベントが新型コロナウィルス感染症の影響で一時閉鎖・中止・延期になっています。状況は日々変動しますので、訪問前に主催者の公式ページでご確認ください。

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