新緑

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私のおすすめ!新緑

倉本かおり

山形県立自然博物園 インタープリター

山形県寒河江市出身。林業に関わる仕事に従事しながら趣味で山歩きを楽しんでいた時代を経て、子育てがひと段落した2007年に山形県立自然博物園へと入職。インタープリター(自然解説員)としてさまざまなプログラムを作成しつつ、月山の案内を務めている。

 
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新緑

 

1年を凝縮したような、残雪と新緑のコンビネーション

山形県のほぼ中央に位置し、古くから信仰の山としても知られている月山。その険しく崇高な山懐に分け入りたい、親しみたいという人々の思いを気軽に叶えてくれるのが、山形県立自然博物園と、そのインタープリターである倉本かおりさんたちの存在です。
「自然博物園のビジターセンターを一歩出れば、そこはもう月山の入口。春、雪解けの遅い月山は、残雪と新緑とが入り交じる不思議で貴重な風景に出合うことができます。大門海から首なし地蔵へと巡るコースでは、ブナの原生林の新緑がとてもきれい。この時季は、冬眠から目覚めたツキノワグマやヤマネ、そしてカモシカやウサギやリスといった野生動物たちの活発な姿を発見できる機会も多く、隠れた人気シーズンなんですよ。月山というと険しい山のイメージを抱いている方も多いと思いますし、実際、地元出身の私も子供の頃の“立志登山”でひたすら登った時には、達成感とともにとてもきつかった覚えがあります。でも、大人になって自分のペースで登る、歩くようになると、俄然楽しくなりました。まずは気軽な“月山さんぽ”から始めてみるのがおすすめです」

気軽な月山歩きの水先案内人であるインタープリターは、倉本さんをはじめとする常駐スタッフが4人と、ボランティアスタッフがなんと30人以上。
「私たちインタープリターは、それぞれに自分の個性や好きなジャンル、得意分野などの知識や経験を駆使して皆さんをご案内します。ですから、季節やコースによってはもちろん、一緒に歩くガイドによっても新しい発見、気づかなかった視点で楽しめるんです。私自身、そうしたインタープリターさんのお話に惹かれて月山の山歩きを重ね、それが高じて案内を務めるようになったので、その楽しさは太鼓判!花や樹木、鳥や動物といった自然そのものや、月山という山の歴史や信仰、山菜や郷土料理といった食文化。実に多彩で豊富なお話とともに歩く月山は、その時ごとにきっと違う表情を見せてくれるはず。リピーターの方が多いのも、その表れだと思います」

ガイドと歩く新緑の山々の楽しさを

「私たちが美しいと感じたこと、不思議だと思ったことを一緒に共有して楽しんでもらうことが山を楽しむ一番の近道だと思っているので、他の地域のガイドさんたちがどんなご案内をしているのかがとても気になりますね。岩手県久慈市のヘルスツーリズムメニュー“久慈セラピー平庭白樺美林ウォーク”は、ヨガやハンモック、ランチタイムを取り入れた滞在型の山歩きという視点が新しいですね。青森県の“奥入瀬渓流コケ散歩”も、雄大な森の中のミクロに着眼するところがとてもユニーク。そういえば、福島県只見町のブナ林を歩いた時には、“同じブナ林でも、月山と違ってスラっとしてるな。スマートだな”ということが印象的でした。今度訪れる時にもガイドさんに案内してもらって、ぜひいろいろ訊いてみたいです」

  • 久慈セラピー平庭白樺美林ウォーク

  • 奥入瀬渓流コケ散歩

  • 只見町のブナ林(癒しの森)

「新緑」

足元に広がる小さな森の世界

奥入瀬渓流コケさんぽライト(青森県十和田市)

「日本の貴重なコケの森」に選定されている奥入瀬渓流。この森をルーペを使ってコケと親しみながらおさんぽ感覚で楽しめるライトツアーもあり、コケを通して、奥入瀬の森のなりたちやしくみも学ぶことができる。

info
株式会社ESARIO 0176-23-5866

「日本新三景」の自然公園

大沼国定公園(北海道七飯町)

大沼国定公園は、3つの湖沼と126の小島からなる北海道のリゾート発祥地。1916年に日本新三景に選定、2012年にはラムサール条約登録湿地に指定されている。4月中旬に咲く、白く美しいミズバショウの花をはじめ、可憐な山野草と新緑を満喫できる自然豊かな公園。

info
大沼国際交流プラザ 0138-67-2170
access
JR大沼公園駅から徒歩約5分

下北の渓流美

薬研渓谷(青森県むつ市)

何千年もの間、浸食作用によって形成された河底や河岸。渓流美と新緑が堪能できる遊歩道も整備され、途中、樹齢約600年の栗の木、ヒバやブナの実験林、昔使われていた森林軌道の名残などを感じながら散策が楽しめる。

info
むつ市大畑庁舎市民生活課 0175-34-2111

再生の森を歩く

新緑の安比高原ブナの二次林 ガイド・トレッキング(岩手県八幡平市)

ブナの森を伐採したあと、自然の力で見事に再生したブナの林は、日本森林浴の森100選の一つ。イーハトーヴォ(宮沢賢治の造語地名で岩手県のことをいう)の自然とフィールドを知り尽くしたスタッフが、「楽しみながらの自然との対話」をテーマにプログラム&道案内してくれる。

info
ホテル安比グランド内 イーハトーヴォ安比高原自然学校 0195-73-6228

漆黒の床に新緑が映える

南昌荘(岩手県盛岡市)

南昌荘は、盛岡出身の実業家・瀬川安五郎が建てた盛岡市保存建造物。1,000坪以上の広大な敷地のなか、盛岡市保護庭園が四季折々の風情で楽しませてくれます。新緑の季節からは木々の色が室内に映り込む「床緑(ゆかみどり)」が見られる。

info
南昌荘 019-604-6633
access
JR盛岡駅からバスで約10分、南昌荘入口下車徒歩約10分

森に力をもらう

久慈セラピー 平庭白樺美林ウォーク(岩手県久慈市)

平庭高原の雄大な白樺美林とブナ林の中をゆっくりウォーキング。見晴らしのいい草原で目を閉じ座観を楽しんだり、木漏れ日差し込む新緑のブナ林でハンモックに揺られたり。ランチには、ビタミン豊富で栄養バランスも整った「白樺べっぴん弁当」を用意。

info
一般社団法人久慈市ふるさと体験学習協会 0194-75-3005

木漏れ日と風を感じて疾走!

“新緑を走る”MTBマウンテンバイク・ツアー(岩手県八幡平市)

広葉樹林が広がる山々の裾野から、なだらかな丘が広がる八幡平・安比エリア。大自然と風を感じながら走り抜けられるMTBには絶好の環境で、特に新緑の季節は木漏れ日がやわらかく、頬を撫でる風も爽快。経験豊かなガイドのサポート付きで初心者にも安心。

info
クラブマン 0195-78-3388
access
JR平館駅から車で約15分(無料送迎あり)

仙台・青葉祭りは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2021年の開催を中止といたしました。

新緑のケヤキ並木が彩をそえる

仙台・青葉まつり(宮城県仙台市)

江戸時代に始まった仙台藩最大の祭り「仙台祭」を起源とする祭り。杜の都・仙台の初夏の風物詩として、新緑が美しいケヤキ並木の下で伝統芸能「仙台すずめ踊り」や、豪華絢爛な山鉾巡行、武者行列などの「時代絵巻巡行」が例年行われる。

info
仙台・青葉まつり協賛会 022-223-8441
access
仙台市地下鉄勾当台公園駅下車すぐ

万葉の時代を偲ぶ

昭和万葉の森(宮城県大衡村)

御成山と呼ばれる平林地内の赤松林と、隣接する落葉広葉樹林とで構成された森林公園。万葉植物を主体とする園内には、昭和天皇御手植の松のほか、万葉歌ゆかりの名をつけた散策路が11本あり、万葉歌碑48基が建てられている。春には新緑観察会も開催される。

info
昭和万葉の森管理事務所 022-345-4623

みちのくの春をのんびり満喫

阿武隈ライン舟下り(宮城県丸森町)

東北第二の大河・阿武隈川はかつて年貢米や織物などの舟運で栄え、その名残を今に伝えている。雄大な大自然に囲まれ、渓谷美や四季折々の景色を気軽に楽しめる舟下りは日頃の喧騒から解き放たれ、特に春は川辺の新緑と清々しい空気を感じ、ゆったり過ごすことができる。

info
阿武隈ライン舟下り 0224-72-2350
access
阿武隈急行丸森駅から車で約5分

東北一の吊り橋からの絶景

やまびこ吊り橋(宮城県七ヶ宿町)

全長120mの東北一大きな吊り橋。高さ20mの橋の中央からは、眼下を流れる透き通った水と砂防ダム、さらに周辺の山々越しに雄大にそびえる不忘山を一望。遊歩道も整備されているので新緑を満喫しながらのトレッキングもお勧め。

info
七ヶ宿町観光協会 0224-37-2177
access
JR白石駅から車で約40分

手軽に行ける「花の百名山」

森吉山(秋田県北秋田市)

6月下旬から9月下旬にかけてチングルマ、イワカガミ、ニッコウキスゲ等の様々な高山植物が咲き誇り、「花の百名山」の一つとして親しまれる森吉山。ゴンドラで山頂近くまで行くことができ、初夏には残雪と新緑のコントラストを手軽に楽しめる。

info
森吉山 阿仁スキー場 0186-82-3311
access
JR鷹ノ巣駅から車で約1時間10分

何度も振り返りたくなる渓谷美

抱返り渓谷(秋田県仙北市)

「抱返り渓谷」は、東北の耶馬渓と称される東北屈指の渓谷。ダイナミックな渓谷美が魅力で、新緑と紅葉の名所として愛されている。何度も振り返って見たくなるほどの美しさが名前の由来。一番の名所「回顧(みかえり)の滝」まで、気軽に散策を楽しむことができる。

info
仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」 0187-43-2111
access
JR角館駅から車で約15分

大いなる大地の息吹

小安峡・小安峡大噴湯(秋田県湯沢市)

皆瀬川の急流が両岸を深く浸食してできた小安峡谷。岩づたいの階段を降り歩道を進めば、大地の息吹を感じさせるような98℃の熱湯と蒸気が激しく噴出している「大噴湯」が。秋の紅葉が有名だが、春夏の鮮やかな新緑と澄んだ川の水、立ち上がる湯気のコントラストが見事だ。

info
湯沢市観光物産協会 皆瀬事務所 0183-47-5080

迫力満点

水陸両用バスin長井ダム百秋湖(山形県長井市)

東北DC特別企画

「みずのまち」長井を代表するダム湖・百秋湖を水陸両用車でのんびり遊覧するプラン。道の駅「川のみなと長井」を出発し、ながいダム百秋湖を遊覧する往復1時間15分のコース。湖面入水時の『ザブ~ン』は、スリル満点。水面に映る新緑と水しぶきも眩しい5月上旬から体験できる。

info
一般社団法人やまがたアルカディア観光局 0238-88-1831
access
山形鉄道長井駅から徒歩約10分

弘法大師ゆかりの滝

玉簾(たますだれ)の滝(山形県酒田市)

鳥海山系から流れ出る清流が63mにわたって落下する出羽随一の名瀑。春先は遊歩道の桜並木が楽しめる上、雪解け水で水量も多く迫力満点。8月7日から15日(予定)に実施される夜間のライトアップでは、日中とはまた違う幽玄の景観を楽しむことができる。

info
酒田市交流観光課 0234-26-5759
access
JR酒田駅から車で約40分

月山の豊かさに触れる

月山 ブナの森トレッキング(山形県西川町)

山形県立自然博物園(ネイチャーセンター)を起点に、月山山麓に広がる広大なブナの森をトレッキング。自然とふれあいながら、自然のしくみや自然と人間のかかわりあいを学びつつ散策を楽しむことができる。春は残雪と新緑の大自然美を満喫しよう。

info
山形県立自然博物園 0237-75-2010

新緑の中の爽快アクティビティ!

月山新緑アクティビティ(山形県西川町)

4月にオープンする月山スキー場は、標高1,600mの高地にゲレンデがあり、7月まで夏スキーを楽しめる。空の「青」、雪の「白」、新緑の「緑」の絶景をくぐり抜ける5月のリフト乗車がおすすめ。また、月山スキー場への道中には、雪の回廊や月山の残雪とブナの新緑の中を行くトレッキングツアーが楽しめる県立自然博物園があり、月山の大自然が満喫できる。

info
一般社団法人月山朝日観光協会 0237-74-4119
access
JR寒河江駅から車で約1時間

智恵子抄にも登場

安達太良山(福島県二本松市)

日本百名山にも選ばれている安達太良山。山体は全体的に緩やかで奥岳登山口からロープウェイが運行されており、初心者でも比較的登りやすい山とされている。春の頂上では眼下に広がる新緑と高山植物、そして“ほんとの空”に出会える。

info
安達太良連盟(二本松市観光課内) 0243-55-5122

豊かな自然のまちを歩く

只見 癒しの森、恵みの森(福島県只見町)

ユネスコエコパークに登録されている只見町は、その9割を山林が占める人と自然とが共生する町。新緑時期の森林浴がおすすめで、ブナ林散策コースはゆるやかなブナ林をのんびり往復する「癒しの森」と沢の中を歩く「恵みの森」のコースがあり、ガイドの同行がおすすめ。

info
一般社団法人只見町観光まちづくり協会 0241-82-5250
access
JR只見駅から車で約40分

変化に富んだ景観

夏井川渓谷(福島県いわき市)

夏井川渓谷周辺は県立自然公園に指定されており、長い年月をかけて削り取られた断崖や、奇妙な形をした岩、轟々と響く滝など多くの見所がある。また、春の岩ツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉など、四季折々の景観も楽しめる。特に春、初夏は光が反射した川面と緑が美しい。

info
いわき市総合観光案内所 産業建設課 0246-23-0122

ノスタルジックな時間に浸る

喰丸小と大イチョウのライトアップ(福島県昭和村)

東北DC特別企画

昭和12年築の郷愁漂う木造校舎、交流・観光拠点施設「喰丸小」には、四季折々の鮮やかな山並みの背景とイチョウの大木があり、多くの人々を魅了する。この「喰丸小」とシンボルである大イチョウのライトアップイベントをDC特別企画として初めて新緑の時期にも開催。

info
昭和村産業建設課観光交流係 0241-57-2124
access
会津鉄道会津田島駅からバスで約40分

※掲載されている情報は2021年6月現在の情報です。ご利用の際は、予めお問い合わせ先にご確認下さい。

※写真・イラストはすべてイメージです。実際と異なる場合がございます。

※多くの観光施設やイベントが新型コロナウィルス感染症の影響で一時閉鎖・中止・延期になっています。状況は日々変動しますので、訪問前に主催者の公式ページでご確認ください。

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