SPECIAL CONTENTS
菅野 紀子
ふくしま花案内人
福島県福島市出身。保育士として36年勤務を続け、2005年に定年を迎えたのち「ふくしま花案内人養成講座」の第二期生として活動をスタート。「人と関わるボランティアを続けていきたい」と、地元の名所である花見山の案内人を務め、2018年には「ふくしま花案内人」会長に就任。
取材日:2020年12月2日
SPECIAL CONTENTS
中央)橋場 真紀子
弘前公園 チーム桜守 樹木医
青森県大鰐町生まれ。1999年から財団法人弘前市公園緑地協会(現・一般財団法人弘前市みどりの協会)で弘前城植物園担当として勤務。2006年に樹木医の資格を取得し、緑の相談員に。その後、弘前市役所に採用され、2014年より公園緑地課にチーム桜守として在籍。
左)小林 勝
弘前公園 チーム桜守 樹木医
青森県弘前市生まれ。1983年、財団法人弘前市公園緑地協会(現・一般財団法人弘前市みどりの協会)に採用され、弘前城植物園開園準備及び緑の相談所等の管理運営業務を担当。1992年樹木医取得。2004年4月弘前市に採用。公園緑地課配属となり、弘前公園の樹木管理指導を担当。
右)海老名 雄次
弘前公園 チーム桜守 樹木医
青森県青森市旧浪岡町生まれ。岩手大学農学部を卒業後、2009年まで森林総合研究所林木育種センターに勤務。その後、弘前市役所に採用され、2014年より公園緑地課にチーム桜守として在籍。2015年に樹木医の資格を取得。
取材日:2020年12月18日
CONTENTS
岩木山麓オオヤマザクラ並木青森
天王神社のつつじ青森
芦野公園青森
十和田市官庁街通り・駒街道青森
五稜郭公園北海道
菜の花フェスティバル
inよこはま青森猿賀公園のハス青森
北上展勝地岩手
雪谷川ダム
フォリストパーク・軽米岩手煙山ひまわり
パーク岩手小岩井農場一本桜岩手
本郷桜並木岩手
盛岡城跡公園岩手
一目千本桜・
船岡城址公園宮城やくらいガーデン宮城
田束山宮城
みなみかた千本桜・加護坊山宮城
西行戻しの松公園宮城
白石城宮城
国営みちのく
杜の湖畔公園宮城桜・菜の花ロード秋田
秋田国際ダリア園秋田
武家屋敷通り・
桧木内川提秋田きみまち阪県立自然公園秋田
千秋公園
桜まつり秋田美郷町
ラベンダー園秋田石田
ローズガーデン秋田雲昌寺秋田
天童桜まつり山形
中山河川公園山形
河北町紅花資料館山形
置賜さくら回廊山形
田屋の一本桜山形
霞城公園山形
安久津八幡宮山形
東沢バラ公園山形
矢祭山公園の
つつじ福島夜の森桜トンネル福島
三ノ倉高原
ひまわり畑福島鶴ヶ城公園の桜福島
小川諏訪神社の
シダレザクラ福島ジュピアランド
ひらた
芝桜まつり福島


福島随一の花の名所に、春が来た
田畑広がるのどかな阿武隈川のほとりに、墨絵のような山々を背にふんわりと浮き立つ桃色桜色。遠くから望めばまるで幻のよう。その足で登ればさらに桃源郷に迷い込んだかのような花見山は、今や福島随一の花の名所です。
「こんなに素晴らしい情景が、たったひとつのご家族がつくりあげたものだなんて、にわかには信じられませんよね。もともとここで花きの栽培をしていた阿部さんご一家が、丹精込めた畑山の美しさが評判となったことで「それなら」と自由に気兼ねなく散策できるように整備し、花見山公園として開放してくださったんです。それが1959年のこと。以来61年、阿部さんご一家は細やかに山を手入れし、私たちもそれをお手伝いしながら、訪れる方々を案内しています。今では地域全体で環境美化と景観維持に取り組み、美しい里山の風景が守られています」
花から花へ、次々と咲き継ぐ花のリレー
花見山の登り口で作業に勤しむ阿部さんたちにご挨拶し、菅野さんとともに花見山の頂上を目指します。標高約100mから180mにかけての山道は、約20分の道のり。道沿いにはさまざまな樹木と花々が芽吹き、そして咲き、思い思いの春を過ごしています。
「次から次へと、花の旬が移り変わっていくんですよ。一年を通してずっと、何かしらの花が咲いています。そうやって、いつ訪れても花を楽しみながらゆっくりと散策できるよう、手入れを欠かさないんです。新しく植えたり、植え替えたりもしていますから、“これで完成”ということはありません。訪れるたびに、異なる風景、変化のある美しさが楽しめるのも、ここ花見山の魅力だと思います」
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東海桜
「まだ雪のちらつく時期だというのに、もう咲いている桜があるでしょう?これは十月桜といって、その名の通り10月頃から4月にかけて咲く可憐な桜です。冬の厳しい寒さに耐えて香りの良い黄色の蝋梅が咲き、4月初めには早咲きの東海桜、そして彼岸桜、おかめ桜、ソメイヨシノに八重桜、鬱金桜と約10種もの品種が次から次へと桜のリレーを繋ぎます。桜に色を添えるように咲く鮮やかな黄色のレンギョウ、桃色の花桃などもきれいですよ。東北の春夏もまた、花のリレーが見事ですよね。桜の花は福島県の浜通りから中通り、会津へと広がりながら北上します。宮城県大河原町の白石川提一目千本桜や柴田町の船岡城址公園、岩手県北上市の展勝地の桜は、花見山を訪れるお客様からの評判もとてもいいですね。そして秋田県の角館の桜や青森県の弘前公園など東北各地には桜の名所が沢山ありますから、桜前線を辿るというのも楽しいかもしれません。花は一年中楽しめます。飯坂温泉の花ももの里、福島市・浄楽園のアヤメも鮮やかですし、宮城県加美町のやくらいガーデンは、菜の花やバラ、ハーブなど季節ごとにいろんな花が咲いてとっても素敵。たくさんの花々を追いかけて、ゆっくりと東北を旅してもらえたら、と思います」
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福島市浄楽園
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白石川提一目千本桜
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北上展勝地
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角館の桜
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弘前公園の桜
取材日:2020年12月2日


咲き誇り、匂いたつ。弘前の桜をチームで守る
橋場さん 桜は香りの少ない花だというけれど、早朝に公園内の見回りに出ると、胸いっぱいに桜の優しい香りが満ちてくる。ほんとうに、驚くほどに香るんです。
──推定樹齢140年という驚異的な古木のソメイヨシノをはじめ、52種約2600本の桜が枝葉を伸ばす弘前公園。その一本一本に気配り・目配りを行き渡らせ、常に最適なケアを施し続けているのが、橋場真紀子さん、小林 勝さん、海老名雄次さんら3人の樹木医と45人の作業スタッフとで構成された「弘前市公園緑地課チーム桜守」です。チームの1年は、桜が散ってすぐに始まります。葉桜の時期には肥料を与え、新しい枝を出させるための活力に。夏から秋にかけては、翌年の花芽をつくる時期。冬になり葉が落ちれば、その見やすくなった枝ぶりから剪定の計画を立てます。
橋場さん かつて、桜の枝は切ってはいけないとされていました。しかし昭和35年頃、実家がリンゴ農家をしている作業スタッフの思いつきをきっかけに、リンゴの木を剪定するように古い桜の枝を切り落としてみた。すると、若い枝がたくさん出始めたそうです。リンゴも桜も同じバラ科の樹木。適切な剪定が桜の木に活力を与えることを知り、弘前公園の桜の手入れの仕方が大きく変わった出来事でした。
──3人は、広い園内を歩きながら一本一本の桜について意見交換し、よりよい手入れの方法を考えます。2011年の大雪によって根元からぽっきりと折れてしまった二の丸の大枝垂れは、チーム桜守結成以前から小林さんが手当てに尽力、奇蹟とも呼べる復活を果たした名木。小林さんにとって、今なおとても気に掛かる一本だそう。
小林さん つい、見回る回数も多くなりますね。園内には140歳を筆頭に120歳、70歳とソメイヨシノの寿命と言われる樹齢をはるかに超えた古木がたくさんある。この木たちが今年も、そして来年も元気に咲いてくれるように手当てすることが、私たちの使命です。
──2015年に樹木医資格を取得、「まだまだ新人」と謙遜する海老名さんは、視点の柔軟さを大切にします。
海老名さん こうして下から観察するだけでなく、広く俯瞰する目線も重要。本丸の旧天守台跡からは、高い場所の枝ぶりがよく見えます。満開の時期になると、まるで桜の雲の上に乗っているかのような絶景なんですよ。
東北の桜が美しい、その理由とは
橋場さん 古木のソメイヨシノで有名な弘前公園ですが、弘前発祥の園芸品種である“弘前雪明かり”の美しさもぜひ知ってほしいですね。咲き始めには淡紅色、満開になると真っ白に変化する八重桜で、光を受けると木全体が輝いて見える、とても神秘的な桜です。
──そう橋場さんは言い、まるで自ら発光するかのような“弘前雪明かり”の写真を見せてくれました。チーム桜守の皆さんが気にかけているところは、そのまま最高の見どころでもあります。それは、東北各地の桜の名所にも通じることで。
橋場さん 郡山市の開成山公園は、弘前と同じように街の中心部にありますが、古い桜が多く歴史がありますね。秋田県・角館の武家屋敷と枝垂れ桜が織りなす風情は、さすが古都ならではです。
──橋場さんのおすすめに小林さんも言葉を重ねます。
小林さん 福島県・三春滝桜も、人がどれだけ丁寧に手を入れたかが分かる、唯一無二の美しさ。北上展勝地は樹齢100年の古木の美しさにやはり惹かれます。川沿いの桜並木の下をゆっくり歩くのが最高です。
──東北の花が美しい理由を、“やはり澄んだ空気あってのもの”と橋場さんは繰り返します。
橋場さん 空気がきれいだと、植物は元気です。桜はデリケートな樹木ですが、東北は街なかであっても空気と水がきれいで、木を傷める要素が少ない。この美しい環境を守ることもまた、桜守としての大事な仕事だと思っています。
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開成山公園
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角館の武家屋敷としだれ桜
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三春滝桜
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北上展勝地
取材日:2020年12月18日
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世界一長い桜並木
岩木山麓オオヤマザクラ並木(青森県弘前市)
霊峰・岩木山の麓、約6,500本のオオヤマザクラが、県道沿い総延長約20kmにわたり咲き誇る。「世界一の桜並木をつくりたい」という地元民たちの思いが毎年の植樹となり、現在の美景をつくり出した。標高差があり、4月下旬から5月上旬までと見頃も長い。

境内を覆う約500本のつつじ
天王神社のつつじ(青森県七戸町)
天王神社では、春になると約500本の山つつじが境内全体を覆うように咲き乱れ、つつじのトンネル散策などで賑わう。開花期間は、境内に絵馬灯篭や短歌が配置され、夜間はライトアップも行われる。

太宰治もよく遊んださくら名所
芦野公園(青森県五所川原市)
芦野公園にはソメイヨシノを中心に里桜など約1,500本の桜が咲き、薄紅色の花と老松、吊り橋などとの風情もたっぷり。桜花の下を走る津軽鉄道も絵になる。例年桜の季節には「金木桜まつり」も開催される。

十和田市のシンボルロード
十和田市官庁街通り・駒街道(青森県十和田市)
長さ1.1kmの通り沿いに並ぶ桜と松、馬の彫刻が美しい景色をつくる十和田市官庁街通り(愛称:駒街道)。桜の時期には、十和田市春まつりも開催される。通りに面する緑地公園では、女流騎士が馬に乗って駆け抜ける「桜流鏑馬®︎」も見どころ。

北海道第2位の人気お花見スポット
五稜郭公園(北海道函館市)
星型の城郭跡で知られる五稜郭公園は、北海道内有数の人気お花見スポット。4月下旬になると、約1,600本のソメイヨシノやヤエザクラなどが咲き乱れ、さながら“花の砦”といった風情。貸しボートに乗って、濠から眺める桜もまた格別。
日本有数の作付面積を誇る菜の花畑
菜の花フェスティバルinよこはま
(青森県横浜町)
菜の花フェスティバルinよこはまは主催者の都合により中止となりました。
※菜の花開花期間中の「なのはな小路」、「菜の花フォトコンテスト」の募集は実施予定としております。

鏡ヶ池一面に咲く幻想的な蓮
猿賀公園のハス(青森県平川市)
猿賀神社に隣接した6.3haの広い面積をもつ猿賀公園は、津軽富士と呼ばれる岩木山が一望でき、夏には鏡ヶ池に和蓮が咲き誇る。園内にある「こいこい神社」では、色鮮やかな赤色の鳥居をくぐり、想いを込めながら鯉に餌を与えると、鯉が想い(餌)を食べて願いを叶えてくれると言われている。


みちのく三大桜名所
北上展勝地(岩手県北上市)
北上川に沿って約2kmにわたる桜並木が続く「北上展勝地」は、「みちのく三大桜名所」に数えられる景勝地。約150種の様々な桜が展勝地公園内には約1万本あると言われており迫力満点。「北上展勝地さくらまつり」では、北上川上空を鯉のぼりが泳ぎ、遊覧船や観光馬車も走る。今年は展勝地開園100周年でもある。


15万本のチューリップ畑
雪谷川ダムフォリストパーク・軽米(岩手県軽米町)
雪谷川ダム湖畔に広がる約24haの自然公園には、4月下旬から5月中旬にかけ、およそ15万本のチューリップが咲き誇り、夏は紫陽花、秋は紅葉と、季節ごとの彩りを楽しむことができる。


見渡す限りの花園
煙山ひまわりパーク(岩手県矢巾町)
矢巾町のシンボル南昌山を望む約2.8haの「煙山ひまわりパーク」は、5月には約55万本の菜の花、そして8月中旬には約40万本のひまわりが咲き誇る県内随一の観光スポット。家族連れや写真愛好家からも人気が高いフォトジェニックスポット。


屈指の写真映えスポット!
小岩井農場一本桜(岩手県雫石町)
秀峰岩手山と大空を背景に、小岩井農場の緑の大地に根を張る一本桜(樹種:エドヒガン)の姿は、絶好の写真映えスポット。暑さが苦手な牛の「日陰樹」として、今からおよそ100年前の明治40年代に植えられたとされる。


艶やかな桜と、勇壮な大名行列
本郷桜並木(岩手県釜石市)
唐丹湾を囲むように約2,000本、さらに片岸川・熊野川流域の約800本余りの桜が一斉に咲き誇る唐丹町の桜並木。1番の見所は本郷桜並木で、3年に1度の唐丹鎮座天照御祖神社の祭典では、桜吹雪舞う中、勇壮な大名行列が再現される。


石垣と桜の調和が見事!
盛岡城跡公園(岩手県盛岡市)
日本百名城のひとつに数えられる盛岡城は、石垣と桜の調和が素晴らしい、桜の名所。ソメイヨシノやサトザクラ、エドヒガンなど約250本が咲き競い、4月中旬から下旬に見頃を迎える。「盛岡さくらまつり」期間中はぼんぼりが点灯し、夜桜見物もお薦め。

残雪の蔵王連峰を望む桜の絶景
一目千本桜・船岡城址公園(宮城県大河原町・柴田町)
白石川に沿って約8㎞にわたる桜並木が続く「一目千本桜」。約1,200本の「桜のトンネル」は樹齢90年を超え、桜の開花時期(4月上旬~中旬)には、残雪戴く蔵王連峰と満開の桜並木が清流の白石川に映える。桜の名所「船岡城址公園」も合わせて楽しめる。

花々とふれあう英国風庭園
やくらいガーデン(宮城県加美町)
やくらいガーデンは総面積15万㎡、栽培植物約400種類からなる広大な英国風庭園。四季を通して花々が豊かに咲き乱れ、ローズガーデン、ハーブガーデン、ふるるの丘など、趣の異なる8つのテーマガーデンが迎えてくれる。

青と赤のコントラスト
田束山(宮城県南三陸町)
古くから山岳信仰の霊山として人々の信仰を集めてきた田束山。太平洋を一望する山頂には11基の経塚があり、奥州藤原氏との深いゆかりを今日に伝える。5月中旬には自生する5万本のヤマツツジが咲き誇り、全山を燃えるような朱色に染めあげる。

壮観な桜の名所!
みなみかた千本桜・加護坊山(宮城県登米市・大崎市)
南方町大袋堤防(市道高石梶沼線)沿いの約6kmにおよぶ桜並木は1,000本あると言われ、ドライブコースにお薦め。また、大崎市の加護坊山はなだらかな斜面を約2,000本の桜が埋め尽くし、桜の開花に合わせてライトアップも行われる。

桜越しに松島を一望
西行戻しの松公園(宮城県松島町)
西行法師が諸国行脚の折、松の大木の下で出会った童子と禅問答をして敗れ、松島行きをあきらめたという由来の地。 高台にある展望台からは桜と松島湾の景色が一体となった、他に類をみない花見が味わえる。

白石城に咲き誇る満開の桜
白石城(宮城県白石市)
伊達家重臣の片倉小十郎が居城とした「白石城」は、約230本の桜が咲き誇り、毎年大勢の花見客でにぎわう桜の名所。桜まつり期間中の夜は、ライトアップされた城をバックに、ぼんぼり(灯り)のもと、幻想的な夜桜も楽しめる。

東北唯一の国営公園
国営みちのく杜の湖畔公園(宮城県川崎町)
釜房ダムの湖畔に位置する東北地方唯一の国営公園・みちのく杜の湖畔公園。四季ごとに園内中に咲き誇る花々の散策をはじめ、動物との触れ合いや野菜収穫体験、自然教室など、一年を通じて様々なイベントに参加・体験できるのも魅力。特に5月~6月には雪が残る蔵王連峰を背景に花畑に200万本のポピーが咲き誇り、風に揺れる花々の様は圧巻。

11km・4,000本の桜並木
桜・菜の花ロード(秋田県大潟村)
県道298号線沿い約11kmにわたり、約4,000本のソメイヨシノ、ヤエザクラ、ベニヤマザクラが植栽されている。天候に恵まれれば、満開の桜と菜の花が織り成すピンクと黄色の鮮やかなコントラストを堪能できる。

世界有数のダリア園
秋田国際ダリア園(秋田県秋田市)

秋田国際ダリア園は、日本を代表するダリア育種家が育てた広大なダリア園。色も形も様々な世界14カ国、約700品種ものダリアを一堂に鑑賞できる。DC特別企画として、9月の毎週土曜日にガイド付き鑑賞会を開催。※ダリア園の営業8月中旬~11月上旬

華やかに咲く
武家屋敷通り・桧木内川提(秋田県仙北市)
「みちのくの小京都」とも称される角館はまた、「みちのく三大桜名所」のひとつ。桧木内川堤のソメイヨシノや、武家屋敷通りのシダレザクラが見どころだ。

カップルにお薦め!
きみまち阪県立自然公園(秋田県能代市)

この地を訪れた明治天皇がその美しさに感動し、名付けられたという桜の名所。屏風岩をバックに奇岩に寄り添うように咲く約1,500本もの桜が迎えてくれる。ライトアップされた夜桜も見事。恋人またはご夫婦の幸せを願うDC特別企画をご用意。

日本さくら名所100選のひとつ
千秋公園桜まつり(秋田県秋田市)
秋田藩佐竹氏二十万石の居城跡・千秋公園はさくら名所100選のひとつ。樹齢約120年のソメイヨシノをはじめ、約700本の桜が咲き誇り、夜間はライトアップされる。期間中は、常設の売店のほか様々な露店も立ち並び花見客で賑わう。

一面、紫の丘
美郷町ラベンダー園(秋田県美郷町)
約2haもの広大な畑に2万株ものラベンダーが咲き誇り、毎年6月中旬~7月上旬に開催されるラベンダーまつりでは、ラベンダーグッズの販売や各種グルメの出店、摘み取り体験なども楽しめる。ホワイトラベンダー「美郷雪華」は必見。

1種1本のサンプルガーデン
石田ローズガーデン(秋田県大館市)
大館市初の名誉市民である故・石田博英氏の私庭だったものを、市が遺族より寄贈を受け、管理している石田ローズガーデン。1種1本を基本としたサンプルガーデンで、毎年6月と10月には「大館バラまつり」が開催され、多くの人々が美しいバラに魅了される。

一面が青の別世界
雲昌寺(秋田県男鹿市)

雲昌寺のあじさいは、副住職が長年手塩にかけて育てたもので、一株につく花の数が多いのが特徴。 独自の育成方法で美しい青色を生み出し、満開の頃には一面を鮮やかな青色に染め上げる。咲き誇るアジサイの奥には北浦の港町、さらに男鹿の海が広がる様子は、ここでしか見られない風景。「死ぬまでに行きたい!世界の絶景、公式ウェブサイト 日本の絶景編2017 ベスト絶景」にも選ばれた、まさに絶景中の絶景。また、早朝に入場できるDC特別企画を実施。


約2,000本の桜が咲き誇る
天童桜まつり(山形県天童市)
市内を流れる倉津川の両岸に咲き誇るしだれ桜は、開花期間中、約750mにわたって幻想的にライトアップされます。川面に向かって降り注ぐように咲き乱れるさまは圧巻です。また、例年「人間将棋」が行われる市内中央に位置する舞鶴山では約2,000本の桜が咲き誇り、ぼんぼりの点灯が行われます。
※残念ながら、2021年の「人間将棋」は中止となりました。


鳥海山を望む川沿いの桜並木
中山河川公園(山形県遊佐町)
鳥海山に源を発する洗沢川沿いにある桜並木。残雪で真っ白に輝く鳥海山を借景にして、川の上を泳ぐ鯉のぼりと清流の水面とのコンビネーションが一枚の絵のような風景となっている。例年の見頃は4月の中旬ごろ。


紅花の里を満喫
河北町紅花資料館(山形県河北町)
江戸時代中期に紅花商で財を成した豪商・堀米四郎兵衛の屋敷跡に、生活用品や古文書、最上紅花や雛人形の資料など5000点を収蔵・展示。紅染工房「くれない」での紅染体験や、古民家「八景庵」の郷土料理、お雛様衣装の着付け体験なども楽しめる。


古典桜の名木・巨木を巡る
置賜さくら回廊(山形県南陽市・長井市・白鷹町)
山形鉄道フラワー長井線沿線の桜名所をつなぐ約43kmの観光ルート。「烏帽子山千本桜」「伊佐沢の久保ザクラ」「草岡の大明神ザクラ」「薬師ザクラ」など樹齢1,200年余りの古木や名木、巨木といった古典桜の名所が20か所ほど点在しているのが特徴。

絵画のような一本桜
田屋の一本桜(山形県金山町)
山々に囲まれたため池の堤防に咲く、色鮮やかな一本桜。枝振りも見事なシダレザクラで、風のない日には水鏡に映し出される姿がひときわ美しい。写真家の間でも知られる絶景スポットで、桜の開花時期に合わせるように土手を埋め尽くす、カタクリの花も見事。


多数の文化施設を有する観光名所
霞城公園(山形県山形市)
山形城跡の霞城公園は、約1,500本もの桜が並ぶ山形市内随一の桜の名所。お濠沿いの遊歩道はまさに桜のトンネル。お濠沿いには線路が走っており、車窓から桜を眺めることも。日没後はライトアップし、幻想的な夜桜も楽しめる。


桜と菜の花、三重塔の幻想的情な情景
安久津八幡宮(山形県高畠町)

860年に建立された阿弥陀堂が始まりと言われる「安久津八幡宮」。境内を出て周囲を望むと、桜や菜の花などが咲き競う絶景の地としても知られる。DC特別企画として、4月下旬※に桜と菜の花のライトアップイベントを開催予定。
※桜の開花時期に合わせて実施


甘く上品な香りに包まれる
東沢バラ公園(山形県村山市)
東沢バラ公園は、約7haのバラ園と3つの湖を中心とした美しい公園。バラ園には世界各国の約750品種、2万株余りのバラが咲き誇り、満開の時期には甘い香りに包まれる。園内で販売するオリジナルバラソフトクリームやバラコーヒーなどと一緒に楽しみたい。

東北の耶馬溪を彩る5万本のツツジ
矢祭山公園のつつじ(福島県矢祭町)
奥久慈県立自然公園矢祭山には三勝八景があり、山は奇岩怪石に富み、久慈川の清流とともに「東北の耶馬溪」と称される景勝地。4月下旬~5月上旬には約5万本のツツジが咲き誇るツツジの名所としても知られ、多くの観光客で賑わう。

富岡町が誇る桜のトンネル
夜の森桜トンネル(福島県富岡町)
福島県を代表する桜の名所で、全長2.2kmにわたり、ソメイヨシノを中心に420本が植えられ、現在は800m・190本が観桜可能。夜の森地区全体で1,200本の桜がある。樹齢80年以上の木も多く、始まりは明治時代の植樹に由来。

夏の黄色い絶景
三ノ倉高原ひまわり畑(福島県喜多方市)
会津盆地を一望できる三ノ倉スキー場のゲレンデなどの丘陵に、東北最大級・約200万本のひまわりが咲き誇る。丘いちめんに広がるひまわりの絨毯と木々の緑、空の青のコントラストが見事だ。見晴らしの丘には花言葉にちなんだ「幸福の鐘」も。

会津の春を満喫!
鶴ヶ城公園の桜(福島県会津若松市)
会津のシンボルである鶴ヶ城公園は、ソメイヨシノを中心に約1,000本の桜が咲き乱れる桜の名所。公園内では「鶴ヶ城さくらまつり」と題し、夜空に浮かび上がる桜と鶴ヶ城の幻想的な姿が美しい夜間ライトアップをはじめとした様々なイベントが桜の時期に合わせて実施される。

樹齢500年の優美な佇まい
小川諏訪神社のシダレザクラ(福島県いわき市)
樹齢500年以上を誇り、市の天然記念物にも指定されているシダレザクラは優雅で美しく、特に夜のライトアップで幻想的に浮かび上がる姿は例えようもなく美しいと、訪れる人々を魅了している。春のいわき観光には絶対に外せない人気スポット。

25万株の花の絨毯
ジュピアランドひらた芝桜まつり(福島県平田村)
約2.3haの敷地に約25万株の「芝桜」が植栽され、春には一面の花畑が広がり、毎年4月下旬〜5月中旬に芝桜まつりが開催される。なだらかな丘に広がる色とりどりの花の絨毯は、写真映えスポットとして大人気。スカイデッキからは公園全体を見渡すことができる。
※多くの観光施設やイベントが新型コロナウィルス感染症の影響で一時閉鎖・中止・延期になっています。状況は日々変動しますので、訪問前に主催者の公式ページでご確認ください。