CONTENTS
焼きイカと
イカのカーテン青森田んぼアート青森
横浜町菜の花畑青森
髙山稲荷神社青森
国指定名勝
盛美園青森青森観光物産館アスパム青森
童話村の森
ライトアップ2021岩手雫石銀河
ロープウェー岩手荒神神社岩手
ひまわりの丘
バルーン搭乗体験宮城「齋理幻夜」宮城
みやぎの明治村宮城
気仙沼湾横断橋宮城
仙台うみの杜水族館 「夜の生物観察会
(水族館お泊り企画)」宮城宴エンターテイメント
「伊達スペクタクル」宮城十ノ瀬藤の郷秋田
鵜ノ崎海岸秋田
十和田ホテル秋田
道の駅象潟「ねむの丘」秋田
舞娘茶屋相馬摟
竹久夢二美術館山形鶴岡市立
加茂水族館山形熊野山から望む
夜明けの散居集落山形あぶくま洞福島
月待ちの灯り福島
国宝 願成寺
白水阿弥陀堂「新緑のアミダナイト」福島


男鹿半島の海と空までひと続きかと思えるほどの、鮮やかな青。夜には夜で、闇に浮かび上がる群青が極楽浄土の幽玄。雨霧にけぶる青もまた、なおよし。初夏の雲昌寺は、まさに「あじさい寺」。時間によって、そして天候によってもさまざまな美しさで訪れる人を迎えてくれます。
「最初は、たった一本きりだったんです。庭の一隅に一本だけあったあじさいを、ある日、何の気なしに切り花にして部屋に活けておいた。夜、ふと目をやると、暗い夜のしじまの中に深い深い青が浮かび上がって、ものすごくきれいだったんです。自分でも不思議なほどその光景に心を打たれて、“ああ、この感動をもっとたくさんの人に知ってもらいたい”と思い、庭をあじさいでいっぱいにすることを考えました」
こうして古仲宗雲さんがあじさいという存在に目覚めたのが16年ほど前。以来、独学であじさいの栽培に着手し、鹿沼土を使った挿し木による株分けを繰り返し、今では約1500株が庭いちめんを覆うまでに。一株に10個以上も花がつき、そのどれもが真っ青に咲くのが古仲さんが丹精したあじさいの特徴です。
「かつて梅の木畑だった場所は、あじさいとともに北浦の町並みと海を見渡せる特等席。展望台で写真を撮られる方がとても多い、人気の場所です。結婚式のお写真を撮られた方もいらっしゃいますよ。一昨年からはライトアップと夜間の特別拝観(6月15日~7月15日)も行っているので、かつて私が感じた夜のあじさいの美しさも楽しんで戴けると思います。また、あじさいは見頃の時季が長いのも魅力。満開となる6月中旬から7月上旬はもちろんですが、緑の中にぽつりぽつりと色を挿す咲き始めの頃や、やがて色が変わっていくさまを見送る盛夏の時季も味わい深いものがあります。近年は北浦区内の神社や小学校、温泉街などにも株をお分けしているので、北浦のそこここであじさいを楽しんでもらうことも。坂のまち、海のまちとして知られる北浦が、あじさいのまちとしても愛されるようになったら嬉しいですね」
フォトジェニックな景色が紡ぐ、幸福の連鎖
“お寺参りと花には、人の心を元気にしてくれたり、幸せにしてくれる力がある”古仲さんはそう言います。
「自然のままに咲く野の花に心が和んだり、いちめんに咲く大群の花に感動したりしますよね。大館市にある『十ノ瀬 藤の郷』は見事ですね。ピンクに紫、白の藤の花がふっさりと咲き揺れて、まるで桃源郷のよう。他にも東北にはそんな場所が多くあります。宮城県気仙沼の『徳仙丈つつじ園』や青森県横浜町の菜の花畑もこの目で見てみたいですね。育てた人たちの、“見る人に元気になってほしい、幸せになってほしい”という優しい気持ちまで、花を通して伝わる気がするんです。人間って、美しいもの、心を動かすものを見たら、それを大事な人に伝えたくなるでしょう?このとき、写真や映像はとても有効なツール。さらに、写真や映像を見た人が今度は自分の目で見るために現地を訪れる。その人がまた、誰かに感動を伝える。そんな巡りを繰り返して、感動や幸せな気持ちがたくさんの人に広がっていく。フォトジェニックな景色には、そうした幸福の連鎖を紡ぐ力があると思っています」
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徳仙丈つつじ園
横浜町 菜の花畑
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十ノ瀬 藤の郷
取材日:2020年9月26日
「東北のフォトジェニック情報はこちら」

楽しく写して美味しく食べる
焼きイカとイカのカーテン(青森県鰺ヶ沢町)
生干ししたスルメイカを炭火で焼き、シンプルに塩で味付けした焼きイカが鰺ヶ沢名物。潮風に充てて干すことで旨味が凝縮し、食感もぷりぷりに。日本海に面した国道101号線沿いでは焼きイカ店が立ち並び、干しイカが潮風にゆれる「イカのカーテン」が海と空のコントラストに映える。

精密さに感嘆
田んぼアート(青森県田舎館村)
多彩な色の稲を絵の具代わりに、田んぼをキャンバスに見立てて描く巨大アート。田んぼアート発祥の地である田舎館村では、長年培ったノウハウで緻密なアートを描いており、田舎館村役場庁舎内にある田舎館村展望台と、弥生の里展望所の2つの会場で見学できる。

日本最大級の菜の花畑
横浜町菜の花畑(青森県横浜町)
毎年5月になると、横浜町のいたる所に菜の花がいちめんに咲き、町全体が明るい黄色一色に。例年5月第3土・日曜には「菜の花フェスティバル in よこはま」が開催される。菜の花開花期間中に開園する菜の花大迷路は、菜の花畑の中を散策でき、子どもから大人まで人気のスポットとなっている。

赤い千本鳥居が印象的
髙山稲荷神社(青森県つがる市)
髙山稲荷神社は、五穀豊穣、海上安全、商売繁盛の神様として大変ご利益のある神社。ここでしか見ることのできない幾重にも連なる「千本鳥居」はインパクトがあり、必見。日本らしさが凝縮したフォトジェニックスポットとしてもお薦め。

明治の面影を宿す館と名園
国指定名勝 盛美園(青森県平川市)
「盛美園」は池泉枯山水回遊式の代表的名園。この庭園は、武学流の真髄を示した名園として高く評価され、国名勝に指定されている。京都の無鄰菴、清風荘とともに明治の三名園の一つに数えられる。

三角形の建物が目印
青森観光物産館アスパム(青森県青森市)
AOMORIの「A」を形どった建物が印象的な青森県観光物産館「アスパム」。1階には青森の名産品や特産品が勢ぞろい。2階には360°3Dデジタル映像でねぶたを鑑賞できるシアターなどの体験ゾーンも設置。13階の展望台からは青森市街を一望できる。
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©MIRROR BOWLERS
賢治の童話の世界
フォトジェニックなスポット!
童話村の森ライトアップ2021(岩手県花巻市)

童話村の自然と偏光フィルターを用いたオブジェによる光が織りなす幻想的な賢治の作品世界を演出。DC特別企画として賢治生誕から命日までの8月27日~9月21日に連日開催予定。
※ライトアップは7月17日~10月17日の土・日・祝日とお盆期間(8月7日~8月15日)に通常開催しております。


満天の星の下で星の雫を感じる…
雫石銀河ロープウェー(岩手県雫石町)
澄んだ空気と、街の光が届きにくい雫石スキー場は、星空観察の好適地。ロープウェーに乗って標高730mの山頂から天空を見上げれば、満天の星空が広がる。星空案内人による解説もあり、ロープウェー山頂駅では、星空を背景にした記念撮影も楽しめる。


日本の原風景
荒神神社(岩手県遠野市)
田んぼの中に、つくねんと佇む茅葺き屋根。祀られている権現さまには、他の地の権現さまの片耳を食いちぎったという伝説が遺されており、「荒ぶる神」、荒神さまとも呼ばれている。春には水鏡、夏の青穂波、秋の黄金田、冬の雪景色と四季折々の美を見せる。

空中から花畑を
ひまわりの丘バルーン搭乗体験(宮城県大崎市)
6ヘクタールの広大な敷地に春は菜の花、夏はひまわりが一面に咲き乱れ、それぞれの見頃期間中には「菜の花まつり」「ひまわりまつり」が開催される。2021年は東北DC特別企画として、まつり期間中にバルーン搭乗体験が楽しめる。バルーンからの空中撮影も試してみては。
※天候状況により中止、または早い時間に終了する場合があります。

一夜限りの幻想的な祭り
「齋理幻夜」(宮城県丸森町)
大正時代の豪商の屋敷「齋理屋敷」に夏の夜3時間だけ1,000基余の手作り絵とうろうが灯され幻想的な空間を演出。オープニングには「YOSAKOI踊り」や郷土芸能等も披露される。どこか懐かしい大正ロマンと暖かさを感じながら、地域の人と一緒に楽しめるお祭りだ。

レトロな雰囲気で記念撮影
みやぎの明治村(宮城県登米市)
旧登米高等尋常小学校、旧登米警察署庁舎などの洋風建築物や、旧水沢県庁庁舎や蔵造りの商家など、明治の面影が色濃く残る「みやぎの明治村」。また、藩政時代の武家屋敷や史跡も随所に残る。着付け体験後、古い町並みと撮影するのも楽しい。

東日本最長のアーチ橋
気仙沼湾横断橋(宮城県気仙沼市)
2021年3月に開通する気仙沼湾横断橋は、全長1,344m(海上部680m)の東北最大の斜張橋。シンボルの逆Y字の主塔が気仙沼湾に浮かび上がる姿はまさにフォトジェニック。ライトアップも魅力的で、気仙沼の新たなランドマークとなっている。

水族館に泊まって夜の生物観察体験!
仙台うみの杜水族館 「夜の生物観察会(水族館お泊り企画)」(宮城県仙台市)
海と人、水と人との新しいつながりを「うみだす」水族館、『仙台うみの杜水族館』では、閉館後の水族館を飼育スタッフとともに探検し、さらに大水槽の前でお泊り体験までできるスペシャルイベント“夜の生物観察会2021”を開催する。

楽しい・美味しい、伊達な宴
宴エンターテイメント「伊達スペクタクル」(宮城県仙台市)
奥州・仙台 おもてなし集団「伊達武将隊」と、世界で活躍するパフォーマンス集団「白A」のコラボによる、全く新しい仙台のナイトレジャー。プロジェクションマッピングによるショー、音楽、食事と、楽しさ満載の伊達の宴は必見。

知る人ぞ知る秘境
十ノ瀬藤の郷(秋田県大館市)
「十ノ瀬藤の郷」は、大館市山田地区に広がる知る人ぞ知る秘境。多くの藤が自生し、春には辺り一面に紫や白、ピンクの花が咲き揃い、まるで桃源郷に迷い込んだよう。藤の甘い香りに包まれて散策するだけで、静かに心が癒される。

目を見張る海岸線の美しさ
鵜ノ崎海岸(秋田県男鹿市)
男鹿半島南部に位置する1.5kmの海岸線で、「日本の渚・百選」にも登録される鵜ノ崎海岸。環状に広がる磯の地形や広い海岸線のすばらしい景色は、まさに男鹿の象徴。200m先の沖合まで歩いて行ける遠浅な海岸では、磯遊びや貝拾いなども楽しめる。

威風堂々たる佇まい
十和田ホテル(秋田県小坂町)
十和田湖西湖畔の高台に佇む、昭和14年築の歴史あるホテル。杉材を用い、秋田・青森・岩手の三県から宮大工80名を集めて技術を競わせた意匠は、それぞれに異なる各部屋の床の間、天井、格子戸などに残り、その造形美に思わずシャッターを切りたくなる。すべての客室から十和田湖全景が望めるのも魅力。

日本海を望む絶景スポット
道の駅象潟「ねむの丘」(秋田県にかほ市)
展望塔からは、東に鳥海山・九十九島、西には日本海・飛島・男鹿半島を一望。日本海に沈む雄大な夕日を眺められる芝生の広場は、写真撮影の大人気スポットとなっている。海風を感じながら散歩できる「夕陽百選遊歩道」もお薦め。


蘇る 華やぎと雅の新世界
舞娘茶屋相馬摟/竹久夢二美術館(山形県酒田市)

相馬樓は、湊町酒田の文化を堪能できる観光施設。DC特別企画として、酒田舞娘さんの踊りを楽しみながら昼食と地酒を楽しめるプランも用意。竹久夢二を中心としたコレクションの鑑賞など、華やかな湊町文化に触れることができる。


ゆらゆらと漂うクラゲに癒される
鶴岡市立加茂水族館(山形県鶴岡市)
クラゲの展示種類数(60種類以上)世界一を誇る加茂水族館。展示スペースでは様々なクラゲが漂い、幻想的な雰囲気。レストラン「沖海月」では、地元庄内浜の海産物や、クラゲ料理も味わえる。約1万匹のミズクラゲが浮遊する大水槽は圧巻。


朱から青に移り変わる幻想的な時間
熊野山から望む夜明けの散居集落(山形県長井市)

やまがた百名山の一つに選定されている「熊野山」。そこから望む夜明けの風景は、朝日が水鏡に反射し、散居集落全体が朱(あか)に染まり、しだいに青へと移り行く絶景だ。この景色を楽しめるのは田植えの時期限定。東北DC特別企画として、山岳ガイドと一緒に絶景を目指すトレッキングツアーも開催する。

驚き!暗闇での洞窟体験
あぶくま洞(福島県田村市)

あぶくま洞は、全長約600mの洞内に様々な鍾乳石が連なる、種類と数の多さでは東洋一とも言われる鍾乳洞。洞内最大のホール「滝根御殿」や照明設備を備えた「月の世界」など、見どころ満載。DC特別企画の「暗闇探検」にも挑戦できる。

千個の灯籠が醸す幻想空間
月待ちの灯り(福島県磐梯町)

約1,000個の灯籠が、史跡・慧日寺跡金堂と中門を照らす「月待ちの灯り」は、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックな空間。灯籠には様々なデザインが施され、その模様をひとつひとつ見ながら散策するのも楽しみの一つ。DC特別企画として新しい素材・模様・形の灯籠を作成する。
国宝 願成寺白水阿弥陀堂「新緑のアミダナイト」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。

光で甦る、いにしえの極彩色
国宝 願成寺白水阿弥陀堂「新緑のアミダナイト」(福島県いわき市)
幻想的な姿が紅葉の夜間に浮かび上がる「アミダナイト」を東北DC特別企画として新緑の時期に開催。ライトアップされた新緑はカメラに収めたい景色だ。また、現在は剥落している極楽浄土の世界を描いた壁画を、プロジェクションマッピング「天上界光明」で再現する。
※多くの観光施設やイベントが新型コロナウィルス感染症の影響で一時閉鎖・中止・延期になっています。状況は日々変動しますので、訪問前に主催者の公式ページでご確認ください。